当社では創業以来80年にわたり、お客様の思い入れのあるソファーやイスなどの家具の修理、掛軸や衝立や額装などの工芸品や美術品、お仏壇や仏具などの修理や修復を承ってきました。
代々受け継がれてきたお家の家宝は、その都度適切な修理や修復を行いながら大切に使われてきました。
ご来店いただくか、お電話にてお問い合わせいただければ、現地調査をさせていただきます。それぞれの家具や工芸品、お仏壇や仏具の状態や仕様によってご提案内容が変わりますので、直接拝見させていただいてから、修理するのが良いのか、修復された方が良いのか、新調された方が良いのか、丁寧にご提案をさせていただきます。
お問い合わせからの流れ
- お問い合わせ
まずはご来店いただくか、お電話にてお問い合わせ下さい。修理したい品物の種類や状態を分かる範囲でなるべく詳しくお聞かせ下さい。 - 訪問してのご相談
現場にて品物を拝見させていただき、お客様のご要望をお伺いいたしします。
「今より少し綺麗にしたい」「破損してしまった部分をなおしたい」「買い替えた方が良いか迷っている」など、ご要望に応じてご提案させていただきます。 - お見積り
お伺いしたご要望と品物の状態をもとにお見積書としてご提示させていただきます。作業内容に応じて、分かりやすく記載させていただくように心がけております。 - お預かり
お客様と日程調整をさせていただき、品物をお預かりいたします。(現場での修理や修復が可能な場合は現場にて施工いたします) - 施工
お預かりした品物は責任をもって施工させていただきます。(ご自宅のリフォームや新築などによって、品物を長期間お預かりすることも可能です) - ご納品
お客様と日程を調整して納品させていただきます。(お支払いの方法や回数については、ご相談に応じます)
下記にこれまで当社が手掛けた修理や修復の事例を一部ご紹介させていただきます。
掛け軸の修理(天地の張り替え)
掛け軸や襖、額装や屏風などのシミは経年変化や湿気、水濡れによって生じてしまいます。大切な作品への「破れ」「シミ」「日焼け」などの傷みは確かな技術で修復ができます。
今回はシミがある部分が掛軸の天地(裂地のさらに上下に付いている裂地の部分、表装の一番上の部分と一番下の部分)だけでしたので、シミがある部分だけの交換をさせていただきました。天地交換だけで対応できる場合は全体の表装直しよりも費用が抑えらるので、お客様のご予算やご要望に応じて対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
BEFORE


AFTER


衝立(貼り替え)
ご家庭で大切に使われていた衝立ですが、経年での穴あきや破れが多く修理の依頼をいただきました。まず衝立の枠を分解して、破れている金紙をはがして下地を整えてから新しく張り替えさせていただきました。特注サイズの金紙でしたが、美しく蘇らせることができました。

御文章箱の修復(塗り直し、金箔の押し直し)
ご家庭で大切に使われてきた御文章箱ですが、長年の使用によって箱全体の塗りが色あせし、表面の漆が剥がれて細かなひび割れやあたり傷が全体に広がっていました。修復にあたっては、まず全体の古い塗面を研ぎ落としてから、木地と新しい漆が接着しやすいように下地を薄く施して乾燥させて、研ぎ、中塗、上塗の工程で仕上げていきました。また、御文章箱の蒔絵も綺麗に再現してほしい、とのご依頼でしたので、一旦蒔絵を研ぎ落してから、現状の図案のとおりに蒔絵を描き直して再現いたしました。箱内の金箔も色あせていましたので、全て本金箔を押し直させていただきました。
BEFORE


AFTER



仏壇修繕(お洗濯)
お客様が、先祖代々受け継がれ大切にお参りされてこられた、浜仏壇を修復・お洗濯させていただきました。
お参りする歳月が長ければ長いほど、日々のお勤めによるローソクのススやお線香の煙での内部の汚れ、仏具を落としたりぶつけた際の当たり傷、金具の破損や扉や引き出しの不具合など、経年での劣化は生じてきます。
そうした状態を何とかしたい、と思われて当店に相談にこられました。お客様のご意向を尊重しながら、修復内容の確認を何度も重ねていきました。
そして、大切にされている浜仏壇を一旦お預かりし、お仏壇を一つ一つに分解してから全て洗浄し、塗りや金箔を剥がしていきました。その後、金箔の剥がれや当たり傷の直し、金具の再メッキ、彫刻部分の欠けやひび割れなどの補修、木地全体のしめ直しや補修、全体の塗り直しなど、浜仏壇全体の修復とお掃除を行いました。
いくつもの工程を行うので、お時間は少しかかりますが、大切な家宝が綺麗によみがえり、お客様にも大変喜んでいただけました。


仏壇修繕(障子の框の塗り直し、金具の再メッキ、紗の張り替え)
仏壇の障子は日々の開け閉めなど、とても使用頻度が高い箇所なので使い続けているうちに、障子が閉めにくい、蝶番が緩んできた、框(かまち)が汚れてきた、金具が錆びてきた、などの不具合が生じてきます。今回は障子の框が全体的にくすんできたのと、その金具の汚れも目立つので綺麗にしてほしい、とのご相談をいただきました。一旦現場で障子を取り外してお預かりし、框の金具と組子を外してから全体の汚れ落とし、塗りを落としてから下地を整えてから塗り直しをしました。また、取り外した金具も全て再メッキ加工をさせていただき、紗の張り替えもさせていただきましたので、障子の輝きがよみがえりました。取り付ける際に、開け閉めがしやすいようにバランスを見て取り付けも調整させていただきました。
BEFORE


AFTER


仏壇修繕(金箔の剥げ箇所の金箔の押し直し)
仏壇のお掃除やお手入れをしている際に金箔の箇所を拭いてしまうと、金箔が剥げてしまい黒い下地が見えてきてしまいます。仏壇に使用されている金箔はとても薄く押されているので、拭き掃除などで擦ってしまうと簡単に剥がれてしまいます。金箔が剥がれた部分だけに金箔を押し直すこともできますが、他の金箔の部分との色合いが違ってしまい、どうしても金箔のムラができてしまいます。今回は剥がれた部分だけでなく全体的な面として、金箔を押し直しさせていただきました。まずは表面のホコリや汚れを払ってから、箔押し用の接着剤を塗り、丁寧に金箔を押し直しさせていただきました。
BEFORE


AFTER


仏壇修繕(障子の組子新調)
お仏壇の障子の骨組みの部分は「組子(くみこ)」と呼ばれており、使われている木材が柔らかくて細い為に壊れやすい特徴があります。
ふとした拍子に思わぬ衝撃がかかり、組子が折れたり破損することも珍しくなく、そんな時はその折れた個所だけを修復することもできますし、組子の破損状況によっては同じ寸法で新しく組子を作り直すこともできます。
今回は折れや破損状況が大きかったので、同じ寸法で組子を新調させていただきました。その際に組子に本金箔加工も施しました。
その都度破損状況と予算に応じてご提案させていただきます。
BEFORE


AFTER


花立て(底の張り替え)
花立は使い続けているうちに金属が劣化して錆びてしまい、底の部分から水が漏れてしまうことがあります。花立ての底は劣化するとハッキリとした穴はなくても、全体的に白く腐食した状態になり、底板の金属とフチに隙間ができ、そこから水が漏れてしまいます。修理にあたってはまずどこから水が漏れているかを確認し、花立の底の白く腐食した場所からの水漏れでしたので、同じ寸法の底板をつくり、フチに溶接して底板を交換させていただきました。その時に色合いを調整して全体の色のバランスを合わさせていただきました。
BEFORE


AFTER

御文章(表装の張り替え)
御文などの本は読み続けているうちに表紙が変色したり、破れたりしてしまいます。
そこで、御文本の表紙の表装を新しく張り替えることができます。
表装が新品に変わるだけでも、持ちやすく、読みやすくなります。
また、表装の張り替えは御文本だけでなく和讃本などのその他の本にも対応可能です。



































